日本最古のビーズ!?勾玉の神秘
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日本最古のビーズ!?勾玉の神秘

日本のビーズのルーツとも言える「勾玉」の神秘的な魅力と作品をご紹介します

ビーズの奥深さを知る度

こんにちは、この度ビーズステッチ.comのライターになりましたLalaと申します。様々な視点からビーズステッチの魅力をお伝えしてゆきたいと思います。よろしくお願い致します。

さて、私は幼少のころより、ビーズに留まらずたくさんの手芸をして参りましたが、楽習フォーラムでビーズの資格を取得するまで、はっきりとしたビーズの定義を知りませんでした。

ビーズとは素材が何であっても穴が開いていれば「ビーズ」と呼ぶそうです!

そんな驚きから、今回は古代から伝わる「日本のビーズ」について探ってみたいと思います。

日本最古のビーズ

勾玉

私はヴェネチアングラスやスワロフスキークリスタルなども大変好きなのですが、日本のガラスビーズというと「とんぼ玉」が思い浮かびます。
では、トンボ玉よりも古いビーズは…?と考えたときイメージしたのが、「勾玉」です。

世界的な翡翠(ひすい)の産地である新潟県・糸魚川周辺では、約5,000年前の縄文時代中期には翡翠の加工が行われていたそうですが、勾玉そのものが生まれたのは旧石器時代(1万6000年以上前)まで遡るとも言われています。

勾玉は石を削って穴をあける技術ができたことで生まれ、帯飾りや首飾りなどの装身具として身につけられました。勾玉より以前にも動物や魚の骨・牙・角などに穴を開けてアクセサリーにすることが行われていたようですが、宗教的・呪術的な意味が大きかったと考えられています。
いまでもアクセサリーをお守りとして身につける習慣がありますね。

三種の神器にも登場

皇居

八尺瓊勾玉は皇居に安置されているとされています

『古事記』や『日本書紀』で、八咫鏡(やたのかがみ)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)と共に「三種の神器」の一つとして語られる「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」というものがあります。

勾玉はその曲がった形から「曲がり玉」、転じて「勾玉」と呼ばれるようになったそうです。
この形が表すものは胎児、月、魚、釣り針などいろいろな説がありますが、定かではないそう。
私には「魂」のように見えるのですが…あなたはどうでしょうか?

なお「八尺」とは、「美しいもの」や「8尺(しゃく)」という長さ、8という数が無限大を表す、など諸説あるそうですよ。

勾玉ネックレスを作ってみた

現代でもビーズ屋さんへ行くと、天然石の勾玉が手に入ります。私も古の時代へ思いを馳せながら、ネックレスを作ってみました!

勾玉のネックレス

素材は赤メノウと水晶です。
メノウは比較的加工がしやすく、着色もできるため古代の勾玉にもよく用いられていたそうですよ。

迷ったのが、身につけたときの勾玉の「向き」です。
画像のように勾玉を通した場合、勾玉の尖った部分の先端が自分の胸に接するように身につけるのが正しいのか、それとも反するのが正しいのか…?

古代の資料にある勾玉のアクセサリーを見ると、勾玉の尖った部分は対面した人の方を向いている=自分の胸と反対を向いている事が多いようなので、私もそれに倣うことにしました。

めのうのブレスレットお揃いでブレスレットも作ってみました。実はオリジナルの作品を作り始めてまだ10ヶ月です!
デザイン的にもテクニック的にも美しく仕上げることが私の目下の課題です;

現代の勾玉といえば、コレ

ところで現代で「勾玉」と聞けば、やっぱりガラスの「勾玉ビーズ」を思い浮かべますよね。
勾玉ビーズは丸小や丸大と同じ、シードビーズの一種です。

ドロップ型がかわいい現代の「勾玉」を使って、ネックレスとブレスレットを作ってみました。
私、近眼でちっちゃなビーズは少々ニガテなので;、丸大以上の大きめビーズを使っています。

勾玉ビーズのネックレスこちらは野イチゴの実のイメージのネックレス。リボンを秋色にして今のシーズンに合わせました。
芯のビーズにビーズをくくりつける「コーンステッチ」で作っています。

勾玉ビーズのブレスレットブレスレットは夏に作ったもの。センターのモチーフに勾玉を使っています。
大好きなかき氷のいちごシロップのイメージです♪

赤やピンクが好きでつい選んでしまいますが、色が豊富なシードビーズをたくさん使えるのがビーズステッチの魅力のひとつなので、普段自分があまり選ばない色の使い方も学びたいなと思います。

そういった意味でも、他のデザイナーさんの作品やキットを作るのはとても勉強になりますよ!

ビーズのことを知ると、作ることももっと楽しくなりますね。

次回も楽しんでいただける記事を書きたいと思います!

参考資料:

『勾玉』學生社.水野祐,
『月刊目の眼 2017年9月号 (勾玉 日本美のはじまり) 』目の眼; 月刊版.
糸魚川市公式サイト,ヒスイってなんだろう


この記事を書いた人

lalaプロフィール

Lala

幼少より手芸全般に親しむ。社会人になってからは離れていたが、2012年より楽習フォーラムにて資格を取得。現在手芸店と公民館にて講習会を行いつつ自身の作品を製作。

趣味は音楽鑑賞とライブに行く事と読書。音楽はクラシックロックにハードロック、読書はジャンルを問わず。手芸本は見るのも大好きで本棚がいっぱい。

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公開日:2018.10.17

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