「ビーズのプロ」になるまでの道のり
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「ビーズのプロ」になるまでの道のり

ビーズを仕事にするまでの道のり、実際にやったこと、プロになりたい人へのアドバイス!

ビーズのプロの現場の意見度

ビーズ講師やデザイナー、ビーズ作品の販売をしてみたいけれど、どうしていいかわからない…。大好きなビーズを「仕事」にすることに迷っていたり、足踏みしている方へ、現役ビーズ講師・作家のすみえがビーズのプロになろうと思ったきっかけや、お金を稼げるようになるまでに具体的にとった行動を紹介します。

きっかけは空前のビーズブーム

ビーズフレンド私がはじめてビーズでアクセサリーを作ったのは、大学生だった2000年頃。

世の中は空前のビーズブームで、スワロフスキーや天然石を使ったテグス編みが大流行していました。

その時、たまたま購入したキットを作ってみたら案外簡単にでき、自分の好きなアクセサリーを作れること、プレゼントしても喜ばれることに、すっかりはまってしまいました。

その後、社会人になってからもさまざまなな本や材料を買っては作っていましたが、あくまでも趣味のひとつでした。

契約終了の危機から「手に職を」

手に職を…

社会人になったものの、当時はいわゆる「失われた20年」真っ只中で、やっと就職しても突然の解雇や契約未更新も珍しくなく、私も勤め先から理不尽に「雇い止め」を宣告されてしまいました。

結局、同僚や先輩の助けで契約は継続となりましたが、これをきっかけに「手に職つけなくては」と真剣に考えるようになりました。

そこで、何をしようかと考えたときに、何年も飽きずに続けてきた「ビーズアクセサリー作り」でプロの作家になり生計を立てよう。と考えるに至りました。

「はじめの一歩」で知った衝撃の事実

コンテストまず最初に取った行動は、コンテストへの参加でした。

コンテストでの受賞歴は実力をわかりやすく示せるので、知名度を上げたり営業材料を作ったりする上でとても有効です。

私のビーズスキルは独学で得たものでしたが、「がんばれば認められるはず」と考え、大小を問わず様々なコンテストに応募しました。

しかし、入賞はするものの、なかなか上位の賞はとれません。何より、デザインのアイデアは浮かんでも、それを形にするスキルが圧倒的に足りないという事実に気付かされました。

悩みの突破口

ビーズステッチ「どうしよう…」と行き詰まっていた私に、ある日妹が提案してくれたのが『ビーズのプロ認定資格』の取得でした。

ビーズの世界にもプロとして一定の技術を身につける講座と、合格者が取得できる資格制度があります。

好きなビーズに本気で取り組みたい気持ちはあるのに、これ以上何をすればいいのかわからなくなっていた私にとって、これは突破口になるかもしれない…。

さっそくビーズの資格にはどのようなものがあるか調べてみました。

当時はさまざまな企業や協会が発行する資格が多数あり、価格も内容も資格の発行機関も異なっていました。

ビーズアートステッチ認定証

それらの中から私が選んだのは、楽習フォーラムの『ビーズアートステッチ認定講座』でした。

開業することを前提に開発されたカリキュラムを使用し、文部科学省認可(当時)の資格を取得できること、資格取得後のフォロー体制が整っていて継続的な支援を受けられることが決め手になりました。

しかし資格の取得は決して安くはありません。私は高校の臨時講師の副業をすることで費用を捻出しました。

学び方には通学通信がありますが、私は仕事と並行して学ばねばならないこと、近くに教室がなかったことから、通信講座を選択しました。

結果は無事に合格!テキストとDVDで学ぶ通信講座でもプロ認定資格を取得することができました。

資格取得で得たもの・デビューのきっかけ

名刺

資格をとったことで、デザインの幅が広がりコンテストでもより上位の賞を取れるようになりました。

しかし大きく変化したのは、私のマインドと行動です。

「きちんと技術を習得した」という自信と「認定講師」という肩書を手に入れた私は、まず名刺を100枚作り、出会う人にどんどん配りながら「教室や作品販売をしたい」とアピールしました。

その結果、手芸店のビーズ教室の仕事を紹介され、講師としてデビューすることになったのです。

「行動」が出会いとチャンスを生む!

ビーズ作品

さらに、1週間程度ギャラリーなどを借りて、作家仲間と展示会を開催するようにもなりました。初めの頃は広すぎる会場を借りてしまうなどの失敗もありましたが、2011年以降、毎年1回以上開催し、自分の活動と作品をいろいろな人に知らせました。

そんな折に2014年に楽習フォーラムから札幌のデパートで行われるビーズイベントの出展者募集の案内があり、デパート催事デビュー。

このとき知り合った作家さんのご紹介で、その後も定期的にデパート催事に出展する機会にも恵まれました。

悩むより行動を

最初はなかなか教室の集客も作品の販売もうまくいかず、心が折れそうになりました。

しかし「自分はこれを仕事にする!」と気持ちを強く持って、あきらめず活動をしたことが良かったと思います。

チャンスに出会う唯一の方法は「行動すること」です。

狙い通りにいかないことがある一方で、小さな一歩が思いがけない出会いを呼んだり、何度も挑戦を繰り返すこと自体が土台作りになっていることもあります。

一つの行動が縁を生み、次の行動に繋がります。

どの行動が何につながるかはわからないので、タイミングや規模の大小にこだわらず、したいこと・できることは何でもやってみましょう。

そして、応援してくれる人や、家族を大切にすること。彼らのはげましやアドバイスは、とても大きな支えになります。

 

「好き」=「職業」になったいま

ビーズの果て無い道

私は現在、講師・作家として手芸店やカルチャーセンターで講師をするだけでなく、キット販売、デパートの催事出展、企業商品の技術指導・デザインのアドバイスなど、活動の幅を広げることができました。

さらに、ビーズを仕事にしたことでたくさんの人と出会い、視野が広がり、人間的にも成長することができました。

資格がなくても活動はできますが、資格を取得したあとは、自分に自信がついている・相談できる仲間がいる・催事やコンテストなどの情報が入る、など活躍のチャンスを得るのに有利な環境が整います。結果的に、夢の実現までにかかる時間も費用も少なくて済むと思います。

そして、始めるのに遅すぎるということはありません。私自身も、まだまだ学び続けることで、講師・作家としてより長く・幅広く活動していきたいと考えています。

「ビーズのプロになりたい」と口にした時、あなたの背中を押してくれる先生や仲間は全国におおぜいいます。重要なのは、あなたが「やりたいかどうか?」「やると決めるかどうか?」だけです。

まずは心に正直に、新たな一歩を踏み出だしてみませんか?

この記事が「好き」を仕事にしたいと考えている方の参考になれば幸いです。


この記事を書いた人

プロフィール画像すみえ

すみえ

北海道札幌市で「工房めがねゆきうさぎ」を主催。
コスチューム&ファインジュエリーのデザイン、作成、教室運営する一方、気象予報士としてメディア出演多数。道内各地で気象や防災に関する講演なども行っています。
2010年より本格的にビーズワークに取り組み、2013年より教室を開講。プロを目指す生徒さんの育成・アドバイスもしつつ、現在は、オリジナルキットの販売や企業のプロダクトデザインのアドバイスや技術指導、展示会での作品発表、デパート催事なども実施しています。

■ WEBサイト「工房めがねゆきうさぎ」

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公開日:2018.12.22

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